同庁は昨年から農業のデジタル化と、最先端の農業機械、農業ロボットの開発、施設栽培技術の革新、現場密着型の農業に関する研究を進めている。
今回は全球測位衛星システム(GNSS)に代わる、人工知能(AI)基盤の映像認識トラクターの自律走行技術を開発した。
トラクターの前部分に装着したカメラで、土地を耕起した際に生じる砕土作業の状況を撮影した後、ディープラーニング(深層学習)技術を用いて分析する。その後、耕起区間の範囲を検出してあらかじめ決めた走行基準線と比較し、ここで発生した誤差分だけトラクターが走行できるよう制御する。
カメラから得た映像情報を基に自律走行した結果、時速3キロメートルの速さで直進した経路の誤差の範囲は9.5センチメートル以内だった。人が運転する場合の誤差範囲(21.2%)から大幅に改善された結果となる。
該当の技術はGNSSよりも安価にシステム構築が可能なほか、映像情報を利用するため障害物認識が可能で、突発的な状況にも対応しやすいという。現在、産業財産権の出願を完了し、今後技術の完成度を高めて関連業者を通じ実用化する計画だ。
同庁はまた、農業機械メーカーと共にトラクターの自律走行に関するより高度化された技術も開発した。精密な測位システムを活用し、事前に作業経路を設定し、これに従って直進と方向転換ができる。
農業機械メーカーは自律走行技術をトラクターに適用し、農業の現場に普及させ高度化した自律走行技術を商用化する計画だ。
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