韓国ソウル地域の河川の平均最高水温は、例年に比べ最大3.1度まで上昇したことがわかった(画像提供:wowkorea)
韓国ソウル地域の河川の平均最高水温は、例年に比べ最大3.1度まで上昇したことがわかった(画像提供:wowkorea)
韓国のソウル市保健環境研究院は「ことし7月の記録的猛暑により、ソウル地域の河川の平均最高水温が 例年(1994年から2020年の平均)に比べ最大3.1度まで上昇した」と、きょう(5日)明らかにした。

この研究院によると、ソウル市の河川は例年に比べ ハンガン(漢江)本流の場合 平均水温が2.2度から2.3度上昇し、支流でも2.2度から2.8度上昇した。

このような水温上昇の現象は、平均最高水温において より一層顕著に表れた。漢江は26.7度で 例年(21.4度)対比で2.6度も上昇しており、アニャン(安養)川(漢江の支川)の場合 平均最高水温が31.2度で、例年(28.1度)より3.1度も上昇した。

特に安養川においては、7月の猛暑がひどかった1994年以降 27年ぶりの最も高い数値で、最悪の猛暑として記録された2018年7月の平均最高気温30.2度よりも、さらに1.0度高い数値である。

ソウル市保健環境研究院のシン・ヨンスン院長は「気候変動による気温上昇が、河川の生態系まで脅かす可能性がある」とし「研究員は、今後 夏の猛暑の影響により年ごとに高くなる水温問題を解決するための対策も研究していく計画だ」と語った。

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