国際人権団体「アーティクル19」が評価した「表現の自由」のレベル(同団体の報告書から)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
国際人権団体「アーティクル19」が評価した「表現の自由」のレベル(同団体の報告書から)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮における「表現の自由」は世界最低水準だとする調査結果が発表されたことが、3日までに分かった。  英ロンドンに本部を置く国際人権団体「アーティクル19」が先ごろ発刊した報告書によると、北朝鮮の「表現の自由」の点数は100点満点の0点で、世界最下位だった。 調査対象となった国のうち、0点は北朝鮮が唯一だった。シリアとトルクメニスタン、エリトリアがそれぞれ1点で、中国は2点を記録した。 報告書は表現の自由のレベルを点数に応じて「危機」「非常に制限的」「制限的」「やや制限的」「開放」の5段階に分けている。 北朝鮮とともに「危機」レベルに属する国はロシア、タイ、ベトナム、イラン、キューバなど35カ国だった。報告書は、北朝鮮が2010年から11年連続で「危機」レベルにとどまっていると説明した。 韓国の表現の自由の点数は83点で、米国、オーストラリア、ペルーと並んで31位だった。韓国は10~17年は「やや制限的」だったが、18年以降は「開放」レベルに改善した。 最も高い点数を記録した国は95点のデンマークとスイスで、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドが94点で後に続いた。 この団体は言論の自由と学問・文化表現の自由、インターネットの検閲、政治的表現による逮捕、メディア関係者に対する弾圧など25項目の評価に基づいて表現の自由の点数を算出したと説明した。  一方、報告書は新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、世界の3分の2の国が感染症の大流行に対するメディアの報道を制限したと指摘した。 報告書は、北朝鮮の感染症関連の報道制限レベルを0~3段階のうち最も深刻な3段階と評価した。 韓国をはじめ、表現の自由が「開放」レベルの国はほとんどが感染症報道制限レベルも最も低い0段階だったが、スペイン、イタリア、日本、チェコは1段階、米国、英国は2段階、アルメニアは3段階だった。
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