首席秘書官・補佐官会議で発言する文大統領(青瓦台提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
首席秘書官・補佐官会議で発言する文大統領(青瓦台提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、青瓦台(大統領府)で開いた首席秘書官・補佐官会議で、新型コロナウイルスワクチン接種について「あす(3日)には1回目の接種を終えた人が2000万人を超える」と明らかにした。

 

 文大統領は、9月中に3600万人に対して1回目の接種を終えるという計画も滞りなく進んでおり、日程を前倒しして秋夕(中秋節、今年は9月21日)の連休前までにこの目標を達成したいとして、「ワクチン接種のスピードを上げるために最善を尽くす」と述べた。

 また、来週から20~40代を対象とする接種の予約が始まることについて、「システムを整備し、公平な接種の機会が保障されるようにする」と表明。世界的にワクチン供給が不安定な状況だが、8~9月の接種のためのワクチンは予定通り到着するとして、「政府を信じ、積極的に秩序を守って接種に参加してほしい」と呼び掛けた。

 文大統領は、「デルタ株」の拡大によりワクチン接種が進んでいる国でも感染者が増加しているとしながら、「明らかなのはワクチンが感染を防げなくても、重症化率と致死率を大幅に下げてくれるという事実だ」と強調した。


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