「鉄の防疫」を自負してきた中国が、新型コロナ「デルタ株」により非常事態となっている(画像提供:wowkorea)
「鉄の防疫」を自負してきた中国が、新型コロナ「デルタ株」により非常事態となっている(画像提供:wowkorea)
「鉄の防疫」を自負してきた中国が 新型コロナウイルス感染症「デルタ変異株」により非常事態となっている中、中国官営メディアは「苦労の末に得た新型コロナからの勝利が、大きな挑戦を受けている」と伝えた。

きょう(2日)中国の官営英字紙“グローバルタイムズ”は「中国全域の様々な都市で発生している新型コロナの状況が、『全国的な拡散へと進んでいくのか』という懸念を呼び起こしている」とし「現在『ワクチンが、デルタ株の危険性を成功的に防ぐことができるのか』についても 懸念されている」と指摘した。

中国の国内では「この1年間 中国が実施してきた厳格な予防策が、依然として効果のあるものなのか」に対する疑問も 高まっている状況である。

中国の防疫当局は「先月(7月)の1か月間、本土での感染者数が328人と集計された」と明らかにした。これは 昨年の5か月間に 中国本土で発生した感染者数と、ほぼ同じ数値である。

強い統制により コロナの発生が鎮(しず)まっていた中国では、デルタ株により新型コロナが再び拡散する様相である。中国内では「武漢の感染以降 最悪の事態だ」という見方が出ている。

中国では、江蘇省・南京の禄口国際空港で 機内の掃除を担当していた職員たちが感染した後、現在 新型コロナの感染者が14省に拡がっている。また 180日間感染者のいなかった北京でも、感染者が発生した。

グローバルタイムズは「武漢事態や 6月の広東省でのデルタ株拡散など 散発的に発生していた経験を基に、今回の事態も 成功的に鎮圧するものと予想される」とし「この厳格な措置が効果的に実施されなければ、中国は再び 全面的な発生に直面することになる」と警告した。

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