アマゾンショックにインフレの恐怖まで…主要株価3指数そろって下落(画像提供:wowkorea)
アマゾンショックにインフレの恐怖まで…主要株価3指数そろって下落(画像提供:wowkorea)
米国のニューヨーク証券市場が一斉に下落した。世界最大の電子商取引企業アマゾンの「アーニングショック」に米国経済インフレの恐怖まで加わり、米主要株価3指数が揃って大幅安となった。

30日(現地時間)マーケットポイントによると、この日のニューヨーク証券取引所でのブルーチップ中心のダウ指数は、前取引日比0.42%下落した3万4935.47で取引を終えた。一日で再び3万5000ラインを下回った。大型株を集めたスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数は0.54%下がった4395.26で取引を終えた。


ハイテク株中心のナスダック総合指数は0.71%下がった1万4672.68を記録した。中小型中心のラッセル2000指数は0.62%下がった2226.25を記録した。

米国の10年物国債の金利は小幅下落した。1.262%から開始し、取引中に1.226%まで下落した。


前半から投資心理を低下させたのはアマゾンであった。アマゾンは前日取引終了後の実績発表を通じて、今年の第2四半期の売上高が1131億ドルを記録したと述べた。市場予想(1150億ドル)を下回った。第2四半期の業績がウォールストリートビューに満たないのは主要ビッグテックの中でアマゾンだけだった。


アマゾンは、コロナの恩恵を最も大きく受けたビッグテック一つだ。ただし、パンデミック初期のような不安感が頻繁に襲うとオンラインショッピングの需要は減少せざるをえないという指摘がある。アマゾン最高財務責任者(CFO)は「パンデミック初期より経済活動の制約が減った」とし「(買い占めなどがなくなり)販売の安定化に伴い、販売実績は持続的に減少するだろう」と述べた。


また、デルタ変異の懸念は徐々に大きくなっている。ニューヨークタイムズ(NYT)などが、米国疾病管理予防センター(CDC)の内部報告書を引用した報道を見ると、デルタ変異は、急性ウイルス性疾患である水痘と同様に感染力が強く、深刻な病気を誘発することが分かった。

CDC報告書によると、デルタ変異は、患者1人から平均8〜9人に感染すると推定された。中東呼吸器症候群(MERS・メールス)、SARS(重症急性呼吸器症候群)、エボラ熱、季節性インフルエンザ、天然痘ウイルスより強いと報告書は警告した。ワクチン接種をした人にもウイルスを移す「突破感染」の副作用まである。

ウォールストリート恐怖指数と呼ばれるシカゴオプション取引所のボラティリティ指数(VIX)は3.05%上昇した18.24を記録した。

欧州主要国の証券市場は一斉に下落した。英国ロンドンのFTSE 100指数は前取引日比0.7%下落した7032.30で取引を終えた。ドイツ・フランクフルト株式市場のDAX30指数は0.6%、フランスのパリ株式市場のCAC40指数は0.3%、それぞれ下落した。
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