韓国経済副首相、「新型コロナの第4次流行、7~9月の経済リスク要因」(画像提供:wowkorea)
韓国経済副首相、「新型コロナの第4次流行、7~9月の経済リスク要因」(画像提供:wowkorea)
韓国のホン・ナムギ(洪楠基)経済副首相兼企画財政部長官は30日、「7月初めから広まった新型コロナの第4次流行は、下半期、特に7~9月(第3四半期)の経済に影響を及ぼすとみられ、下半期の経済に大きなリスクになる」と明らかにした。

 洪氏はこの日、フェイスブックを通じ「7月の輸出、クレジットカードの使用額など、実物指標に影響はまだ少ないが、消費者や企業が心理的に多少萎縮しているようで残念だ」と述べた。

 今月28~30日には6月の産業活動動向、7月の消費者動向調査(CSI)、企業景気実査指数(BSI)が発表されたが、新型コロナの第4次流行以前と以後の変化が対比していると評価した。

 第4次流行以前の6月の産業活動動向を見ると、鉱工業・サービス業がいずれも増加し、全産業が前月比1.6%増えている。支出面でも設備投資を除いては全ての主要指標が増加した。

 洪氏は「4~6月(第2四半期)まで生産・消費・投資ともに3期以上連続して増加している。27日に発表された第2四半期の国内総生産(GDP)成長率(前期比0.7%)からも確認されたように、下半期の経済政策で予想された成長が続いている」と分析した。

 しかし7月の消費者心理指数(CSI)は103.2、製造業企業景気実査指数(BSI)は97でそれぞれ7.1ポイント、1ポイント下落したが、これは輸出・内需企業ともに新型コロナ拡散が景気に影響したという判断だ。CSIとBSIを総合した経済心理指数(ESI)も103.9と、5.4ポイント下がった。

 洪氏は「経済の流れを維持するためには、できるだけ早いうちに新型コロナの第4次流行を止めること」とし、「政府は徹底した防疫で経済の影響を最小化し、被害に対する支援にも迅速にあたる。第3四半期に向け、経済回復のために総力を傾ける」と強調した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 104