ローマにある記録物の保存・修復を手掛ける研究所を訪れた黄氏(右から2人目、文化体育観光部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ローマにある記録物の保存・修復を手掛ける研究所を訪れた黄氏(右から2人目、文化体育観光部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ローマ聯合ニュース】20カ国・地域(G20)文化相会合に出席するためイタリア・ローマを訪問中の黄熙(ファン・ヒ)韓国文化体育観光部長官は29日(現地時間)、現地の文化芸術関係者との懇談会で、新型コロナウイルス感染症に関する記録物を集めたデジタルアーカイブの構築を推進すると明らかにした。

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 アーカイブには、新型コロナウイルス関連の医学・防疫面の記録とともに、市民の参加によってそれぞれのパンデミック(世界的流行)の経験をストーリーテリング形式で収録する予定だという。また、これらを芸術的創作の素材として活用し、将来の韓国ストーリー文化コンテンツ産業育成の機会とすることも念頭に置いている。

 黄氏はまた、新型コロナの感染拡大による国民的な痛みを克服し、新たな希望を模索しようという趣旨のイベントを今秋に企画していると説明した。

 29、30両日に開催されるG20文化相会合では、人類文化遺産の保存や気候変動による危機、文化分野のデジタル化などが包括的に議論される。

 黄氏は「文化分野のデジタル転換と新技術」をテーマに基調演説を行い、韓国の関連政策の事例を紹介する予定だ。


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