ユネスコ世界遺産委員会は26日、「韓国の干潟」の世界自然遺産登録を決めた。絶滅危惧種を含め約2150種の生物が存在する「韓国の干潟」は忠清南道舒川郡、全羅北道高敞郡、全羅南道新安郡、全羅南道宝城郡・順天市の干潟を指す。
文大統領は、国家産業団地の建設で埋め立ての危機にさらされていた舒川郡の干潟は2007年に埋め立てが白紙化され、その後、湿地保護地域に指定されたとし、「住民たちは速い発展よりも自然との共存という偉大な選択をした」と振り返った。また、順天市民が1990年代後半から生物生息地を守り続けてきたことにも触れた。
その上で、「慣れすぎてしまうとその価値に気付かないときがある。失ってから後悔する」とし、「共存は不便だが高貴だ。大切に守り共生していく」とつづった。
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