もっとも多く搭載されているバッテリーメーカーが、中国のCATL(寧徳時代新能源科技)だ。同社は中国EV市場の回復と欧州の完成車メーカーに対する供給拡大により、搭載容量を昨年上半期に比べ234.2%増の34.1GWhとし1位となった。このほか中国系バッテリーメーカーとしてはBYD(比亜迪)も、搭載容量が203.6%増の7.8GWhとなり4位に立っている。
2位となったLGエナジーソリューションのバッテリー搭載容量は28.0GWhで、前年同期比169.8%増加した。サムスンSDIとSKイノベーションは、搭載容量がそれぞれ5.9Whで5、6位に並んだ。
LGエナジーソリューションとSKイノベーションの、昨年上半期と今年上半期の市場シェアは23.1%から24.5%へ、5.0%から5.2%へ、それぞれ拡大した一方、サムスンSDIだけは6.4%から5.2%へと下落した。しかし3社を合わせたシェアは計35%と、昨年上半期と同一レベルを維持している。
パナソニックをはじめとした日本のバッテリーメーカーは、市場シェアが縮小した。パナソニックのバッテリー搭載容量は17.1GWhで昨年上半期より69.0%増加したものの、シェアは22.5%から15.0%へと下落している。
今年6月における世界のEVバッテリーの使用容量は25.4GWhで、前年同期比124.7%増加した。30.2%(7.7GWh)の市場シェアを占めたCATLが1位で、これにLGエナジーソリューション(24.8%、6.3GWh)、パナソニック(15.9%、4.0GWh)、BYD(6.8%、1.7GWh)が続いた。
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