2018年、板門店の共同警備区域(JSA)内の連絡事務所で北朝鮮側と通話する韓国側連絡官(資料写真)=(聯合ニュース)
2018年、板門店の共同警備区域(JSA)内の連絡事務所で北朝鮮側と通話する韓国側連絡官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は27日、これまで断絶していた南北通信連絡線を復旧したと明らかにし、今回の復旧は南北関係の改善と発展に肯定的に作用すると強調した。

 

 朝鮮中央通信は同日午前11時ごろ、「首脳の合意により、北南(南北)双方は7月27日10時から全ての北南通信連絡線を再稼働する措置を取った」と報じた。

 発表は韓国青瓦台(大統領府)と同時に行われ、双方の間で事前調整があったことがうかがえる。

 同通信は「北南首脳は最近複数回にわたって交換した親書を通じ、断絶している北南通信連絡通路を復旧することによって相互信頼を回復し、和解を図る大きな一歩を踏み出すことに合意した」と伝えた。

 また「全民族は挫折と沈滞状態にある北南関係が一日も早く回復することを切に望んでいる」とし、「通信連絡線の復旧は、北南関係の改善と発展に肯定的に作用することになる」と強調した。

 北朝鮮は昨年6月、脱北者団体による北朝鮮体制批判のビラ散布に反発し、軍事境界線がある板門店の通信チャンネルをはじめとする南北間のあらゆる通信連絡線を一方的に遮断した。


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