この日、済州東部警察署はペク容疑者とキム容疑者に対する捜査を終え、午後1時ごろ2人の身柄を検察に送致する予定だ。送致過程で2人に実際の顔が公開されるかに注目が集まっている。
これに先立ち、済州警察庁は26日に身元公開審議委員会を開き、2人の名前・年齢・顔・写真を公開した。委員会は、「被疑者らが事前に犯行を企て、犯行道具を準備するなど、計画的な犯行であることが確認された。大人2人が協力して中学生を殺害するなど、身元公開のすべての要件を満たしたという結論に達した」と説明した。
身元公開が行われたものの、新型コロナウイルスの「4次流行」により強化された防疫規則と、本人らの自発的な意思を考慮すると、2人にマスクを外すよう強制することはできない。フォトラインの前に立った2人が「マスクを外してほしい」という取材陣の要求に応じれば顔が公開されるものとみられる。
今月18日午後3時ごろ、ペク容疑者ら2人は済州市の住宅の2階にある屋根裏部屋で、家に1人でいた元恋人の息子A君(16)を殺害した容疑がかけられている。
帰宅後、A君が死亡した状態で横たわっているのを発見した母親は、同日午後10時51分ごろ警察に通報した。警察は設置されたCCTV(防犯カメラ、閉鎖回路テレビ)の分析などをもとにペク容疑者ら2人を特定した。翌日午前0時ごろキム容疑者を済州市内で逮捕した。
ペク容疑者も逃走したが、済州市内の宿泊施設に潜伏しているところを、追跡していた警察に発見され逮捕された。
調査の結果、2人は犯行前にA君の家の周辺を下見し、殺害に使われた道具をあらかじめ購入するなど、綿密に犯行を計画したものと把握された。
警察は数か月前に被害者の母親と別れたペク容疑者が復讐を目的にA君を殺害したものとみている。
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