韓国ソウル市による「保育園へのヒューマロイド貸出案内」(画像提供:wowkorea)
韓国ソウル市による「保育園へのヒューマロイド貸出案内」(画像提供:wowkorea)
背丈が30センチメートルにもならず 体重が0.7キログラムの小型ヒューマロイド(人間型)のロボットを見た4歳の幼児は、ロボットが動いて言葉をしゃべっていることが不思議で 心を奪われた。テンションの上がった幼児は、ロボットと一緒にダンスをしたり 話す言葉も まねをした。このロボットは、ソウル市が保育現場に投入したAI(人口知能)ロボットである。

オ・セフン の最新ニュースまとめ

ソウル市は、新型コロナウイルス感染症事態の長期化により 特別活動が困難となった幼児たちの言語・情緒発達を手助けする「AIロボット“アルファーミニ”」を保育園に無償貸し出しする示範事業を8月から始めると、きょう(21日)明らかにした。

今回の事業は、オ・セフン(呉世勲)ソウル市長が 候補の時期に掲げた公約の一つである。当時 オ市長は「仕事と家庭の両立がなされるために、養育の分野で “アンタクト(非接触)家庭保育およびAI成長管理システム”を構築していく」という公約を掲げていた。

保育園に投入されるアルファーミニは、背丈24.5センチ・重さ0.7キロの小型ヒューマロイド・ロボットである。NAVER(韓国の最大手ポータルサイト)の人口知能プラットホームが搭載されていて、NAVERで検索可能な あらゆるコンテンツを利用することができる。歩く・座るなど 人と同じような動作をし、自由に対話もできる。幼児を相手に 童話の読み聞かせ・ダンスや体操・クイズ・しりとり・童謡を歌うなどの遊びも可能である。

ソウル市は、新型コロナ事態の長期化により 外部講師の特別授業や森林体験・見学など 外に出る活動が中断されていることから 辛い思いをしている子供たちに、新たな興味と面白さを提供する計画である。AIロボットは、子供たちの集中力を高め 童話の本を読み聞かせるなど 補助教師の役割も担うことから、保育教師の授業による負担を減らすことができると、ソウル市は期待している。

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