WHO「新型コロナの年内終息は難しい」、ラムダ変異種が徐々に拡散=韓国報道(画像提供:wowkorea)
WHO「新型コロナの年内終息は難しい」、ラムダ変異種が徐々に拡散=韓国報道(画像提供:wowkorea)
世界保健機関(WHO)が、今年の新型コロナの終息は難しいだろうという悲観的な見方を示した。

19日(現地時間)、CNBCなどによるとWHO緊急対応チーム長はこの日「新型コロナが年内に終息すると言いたいが、全くそう思わない」とし「コロナ統制も本当に運が良ければ来年可能だ」と述べた。

実際、ワクチン接種率が上がっているにもかかわらず、全世界でコロナ発病率は依然として増加傾向にある。WHOによると、この1週間、世界での累積感染者は11.5%、累積死亡者は1%増えている。特に、西太平洋地域は30%、欧州21%、東南アジア16.5%、東地中海15%の順で拡散傾向が明確だ。

WHOは、引き続き新たな懸念変異種が登場するだろうという判断をしたものと見られる。WHOは、複数の国で深刻な地域社会への感染を誘発する際、「関心変異種」と指定するが、「懸念変異種」は、それより感染率や致命率、ワクチン抵抗力の高いウイルスと分類される。デルタウイルスは今年4月、「関心変異種」に指定されたが、1か月後に「懸念変異種」に格上げされた。

この日WHOは「デルタ変異が最後の懸念変異種ではない」と予測した。現在、懸念変異種に指定されたウイルスはアルファ(英国発)、ベータ(南アフリカ共和国発)、ガンマ(ブラジル発)、デルタ(インド発)の4種類だが、新たな変異ウイルスが再び出現するという。

特にペルーで初めて発見された「ラムダ変異種」(C.37)が5番目の懸念変異種になるとの見方が優勢だ。 昨年12月、ペルーで初めて感染事例が報告されたラムダ変異種は今年6月中旬、「関心変異種」に指定された。4月以降2か月間、ペルーでの新規コロナ感染者の80%、アルゼンチンとチリの約3分の1がラムダ変異に感染するなど、これまでラムダ変異種は南米諸国を中心に流行した。 ところが最近はアメリカ、カナダ、ヨーロッパの一部の国など世界に急速に拡散している状況だ。

WHOはラムダ変異種が世界約30ヵ国で確認され、アメリカ大陸で特に急速に拡散していると明らかにした。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 82