1907年7月の丁未七条約(韓日新協約)調印記念はがき(韓国学中央研究院提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
1907年7月の丁未七条約(韓日新協約)調印記念はがき(韓国学中央研究院提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国政府系シンクタンクの韓国学中央研究院は20日、日本による植民地時代の韓国の多様な姿を収めた写真入りはがきや絵はがき6763点を、韓国学振興事業成果ポータル(waks.aks.ac.kr)で一般公開すると発表した。

 はがきは同研究院韓国学振興事業団の支援を受けた申東珪(シン・ドンギュ)東亜大教授の研究チームが収集した。

 はがきのテーマは歴史、政治、経済などさまざま。戦争、軍隊、統監府に関する内容や帝国主義のプロパガンダを表現した資料もある。

 韓国学振興事業成果ポータルで検索すると、資料名、発行地域・日時、発行元、印刷所の情報や簡単な説明文が表示される。

 同研究院の関係者は「公開したはがきの中には大韓帝国の時代や国権を奪われる前後の貴重な史料などこれまで知られていなかったものが多数ある。はがきの中の写真や絵は当時の状況を視覚的に表しており学術的価値がある」との見解を示した。植民地時代のはがきの大部分は、日本が歪曲(わいきょく)した視線で政策を宣伝・広報し、韓国に対しゆがんだ観念を植えつけることに活用したとし、「はがきを見ると日本が植民地支配をどのように合理化したかが分かり、現在の日本の歴史歪曲に反論する根拠も探すことができる」と説明した。


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