韓国と日本、ドイツの文化芸術家団体「アート5」は14日、ミュンヘンのアートギャラリー「super+CENTERCOURT」などで今月21日から9月15日まで、「芸術と民主主義」をテーマとした韓日芸術家の企画展を開催すると伝えた。同ギャラリーでは、韓国の彫刻家夫妻キム・ソギョン氏とキム・ウンソン氏が制作した平和の少女像が展示される。
平和の少女像は、慰安婦問題の解決を求めて毎週水曜日にソウルの日本大使館前で開催されている集会の1000回目を記念し、2011年に初めて設置された。
少女像は19年に愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」にも出展されたが、右翼の脅迫や抗議などが相次ぎ、不自由展は3日で一時中止に追い込まれた。
その後、少女像は今月6日から愛知県名古屋市内の「市民ギャラリー栄」で始まった「私たちの『表現の不自由展・その後』」展の一部として再び展示されたものの、爆竹と推定される郵便物が届いたため、展示会は8日から事実上の中止となり、実際の開催は2日間だけだった。
ミュンヘンでも、日本側の展示妨害工作は続いている。
ミュンヘン市やバイエルン州、フリードリヒ・エーベルト財団などの後援団体には、日本側から面会要請や少女像の展示に対する批判的な意見が届いているとされる。また、関係者によると、像の展示に反対を表明し、韓国と日本の関係に関与しないよう求める電子メールが展示準備スタッフに1人当たり数十通送られてきたという。
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