野党第一党“国民の力”の李俊錫 代表は、米メディアとのインタビューで「文在寅政権は 中国に傾いている」と語った(画像提供:wowkorea)
野党第一党“国民の力”の李俊錫 代表は、米メディアとのインタビューで「文在寅政権は 中国に傾いている」と語った(画像提供:wowkorea)
30代の若きリーダー、野党第一党“国民の力”のイ・ジュンソク(李俊錫)代表は、米ブルームバーグ通信とのインタビューで「ムン・ジェイン(文在寅)政権は 中国に傾いている」と語った。

イ代表は12日(現地時間)、“中国の残酷さに立ち向かう 韓国の最年少政治指導者”というタイトルのブルームバーグ通信とのインタビューで「韓国民は(中国政府に近づくことを)喜んでいない」と語った。

つづけて「アジアの金融ハブ(香港)の民主化運動は、独裁政権を崩壊させた1980年代における韓国の民主化運動を連想させる」とし「民主主義を踏みにじる中国の残忍さに立ち向かい 闘うべきだ」と語った。

イ代表は実際 2019年、香港民主化デモに直接 参加している。今年5月 “国民の力”の全党大会のため クァンジュ(光州・1980年に民主化デモのあった場所)を訪れたイ代表は「2019年 香港民主化運動が行なわれていた8月、私はデモの現場の真ん中にいた。彼らは大韓民国に『助けてほしい』と叫んでいた」とし「しかし わが政府は香港を遠ざけた。東アジアの民主主義の先進国であるというプライドを、自ら投げ捨てたのだ。プライドを捨ててまで 守ろうとしていた国益とは何なのか」と文政権を非難した。

このことについて ブルームバーグ通信は「文政権は、1980年代の民主化運動勢力により組織されている」とし「文大統領は 最も大きな交易パートナーである中国に対して親和的であり、香港の自治権を抑圧し 新疆の強制労働に対する中国政府の動きを非難するにおいて、米国やEU(ヨーロッパ連合)より 当たり障(さわ)りのない語調を維持している」と伝えた。

また「文政権は 人権を保護すると公言しているが、中国・北朝鮮など 人権問題のある国に対して強い立場をとらないことから、野党の批判を受けてきた」とも報じた。

ブルームバーグ通信は「イ代表が、文政権とは異なる対中路線を歩んでいる」ということを強調し、青瓦台(韓国大統領府)に対して「イ代表の発言について評価してほしい」と要請したが「断られた」と付け加えた。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 96