米国に続き 英国もアフガンから「撤退」…「内戦再発」の懸念

米軍につづき 英国軍も、アフガニスタンから撤退した。

ボリス・ジョンソン英首相は、自国の軍隊が アフガニスタンから そのほとんどが撤退したことを、議会で明らかにしたと、8日（現地時間）ロイター通信が報道した。ジョンソン首相は、今回の英国軍の撤退について「アフガニスタンから英国が手を引くという、誤った結論を出さないよう願う」と語ったが、今月2日 米軍が核心駐屯地であったバグラム空軍基地をアフガン政府軍に返還し撤退したことから、現地の治安は不安な状況である。

ニック・カーター英国防参謀長もこの日「外国軍隊の撤退により、アフガニスタンが1990年代のように内戦状況に陥る（おちいる）可能性がある」と懸念した。今月2日以降 15の地域がタリバンに明け渡される中、タリバンの占領地域は 西部を除いたアフガン全域で、急速に拡大している状況である。