防疫当局「7月末には感染者が少なくとも1400人超え、状況悪化の場合2140人に達するだろう」=韓国(画像提供:wowkorea)
防疫当局「7月末には感染者が少なくとも1400人超え、状況悪化の場合2140人に達するだろう」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の中央防疫対策本部(防対本)は、「ここ1週間の感染者増加率が前の3週間に比べ53%増加した」とし「現在の状況を4次流行の進入段階と判断している」と明らかにした。

防対本が民間専門家と合同で分析した数学的モデリング(SEQIR)の結果によると、7月末の感染者数は現在の水準が維持される場合、1400人水準に達し、状況悪化時には2140人に達すると予測した。

防対本は、「現在、懸念される点は、デルタ変異による流行拡散状況」とし「現在、デルタ変異検出率は着実に増加しており、8月中にさらに増える可能性も排除できない」と予想した。

主要変異の状況を見ると、国内感染者のうち主要変異検出率は直前1週間(6月20〜26日)の30.5%から、ここ1週間(6月27日〜7月3日)は39.0%まで増加した。首都圏検出率も28.5%から39.3%に増加した。

現在、検出率が最も高い変異株であるアルファ型の検出率は、全国27.3%→29.1%、首都圏24.0%→26.6%、非首都圏30.8%→31.5%などと小幅増加した。

一方、デルタ型検出率は直前1週間に比べ約3倍にまで増加した。全国3.3%→9.9%、首都圏4.5%→12.7%、非首都圏2.0%→7.3%などであり、首都圏での検出率が大きく増加した。

防対本は、「より積極的な防疫規則の遵守により、拡散が抑制される場合、感染者数は減少傾向に転じる可能性がある」とし「ワクチン接種が計画通りに行われ、距離の確保など防疫規則の遵守が積極的に履行された場合、9月末には260〜415人程度まで減少すると予想される」と述べた。

今回の流行は、首都圏を中心に発生しており、ここ2日間では1200人前後の感染者発生が続いている。防対本は、「ただし、予防接種実施前の昨年の3次流行当時と比較すると、致命率は約3分の1の水準に減少した状況」と説明した。

防対本は、現在の流行状況を制御するためには、政府、医療、社会・経済分野と全国民が力を合わせてこの危機的な状況に対応しなければならないと強調した。

今後、夏や梅雨の到来により、室内に長期間滞在時間が長くなることが予想されるため、エアコン使用時は室内の換気を頻繁に行うよう呼びかけた。

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