ソウル市内の保健所に設置された新型コロナウイルス検査所で検査の順番を待つ人々=8日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル市内の保健所に設置された新型コロナウイルス検査所で検査の順番を待つ人々=8日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)中央防疫対策本部長(疾病管理庁長)は8日の定例会見で、民間の有識者と合同で感染者の発生見通しを試算した結果、7月末の1日当たり新規感染者数は現在の水準が維持されれば1400人程度、状況が悪化すれば2140人に上るとの予測を示した。

 

 ただ、感染拡大が抑制されれば感染者数は減少に転じる可能性があるとして、ワクチン接種が計画通りに進んで防疫規則が積極的に順守されれば、9月末にははるかに低い水準まで減少すると予想した。

 同部の発表によると、この日午前0時までの24時間に国内で新たに確認された感染者は1275人で、前日(1212人)に続き2日連続で1200人を超えた。昨年1月20日に韓国で初めて感染者が確認されてから、1日当たりの新規感染者数としては最多となる。

 鄭氏は、現在の流行状況については「ここ1週間の感染者増加率は、過去3週間に比べて53%増加した」とし、「現在の状況は流行の『第4波』に入った段階と判断している」と説明した。

 この期間の感染者増加率は、首都圏以外の地域で7%だったのに対し、首都圏ではソウル市が78%、京畿道が58%、仁川市が47%と平均68%に上った。


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