コロナより解雇が怖い、民主労総8千人、ゲリラ集会強行=韓国(画像提供:wowkorea)
コロナより解雇が怖い、民主労総8千人、ゲリラ集会強行=韓国(画像提供:wowkorea)
全国民主労働組合総連盟(民主労総)が、雨が降る休日の午後、都心で大規模な奇襲デモを行った。警察が新型コロナ拡散を危惧して大規模集会を禁止したが、もともと集会場所だったソウル市ヨイド(汝矣島)からソウル市チョンノ区(鍾路区)に場所を移すゲリラ集会を行ったのだ。 コロナ感染者が700人台を超えている中、大規模な集会を強行し、冷たい視線も浴びている。

3日午後、民主労総の組合員約8000人は、チョンノ区に集まり、旗を持ってプラカードを広げながらチョンガク(鐘閣)駅方向に行進を始めた。 行進後には、民主労総の要求を盛り込んだ「7・3全国労働者大会」集会を雨に降られながら行った。

今日の集会は、デルタ変異ウイルスによる大規模感染が危惧される中で行われた。ソウル市、防疫当局、警察は、「集会強行の場合、司法処理も辞さない」として、厳正に対応すると警告したが、組合員らは集会を強行した。

午後1時51分になると、組合員たちはチョンノ3街の交差点に飛び込み、道路を占拠した。用意していたプラカードを取り出して「団結闘争」という赤い鉢巻を巻き、 プラカードには「行こうゼネスト!」というスローガンの下に「リストラ中断せよ!」「非正規職撤廃せよ!」と書かれていた。

同日、警察と組合員との武力衝突はなかった。集会反対側の道路では数百人の警備警察と道路警察が投入され、盾を持って集会現場を防いだ。

チョンノ警察署は「現在、この集会は感染病予防法、道路交通法違反、集会およびデモに関する法律に違反した事案だ」とし、3回の即時解散命令を下している。 警察は同日の集会に先立ち、213の部隊を動員し、都心や漢江の橋などで臨時検問所59か所を3重に運営するなど、警戒を強化した。

一方、警察は同日、民主労総の不法集会を専従捜査する特別捜査本部を立ち上げた。
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