「ワクチン・チケット」へと転落した 9月の模擬試験＝韓国

韓国では 「ファイザー社の新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種するために、9月の模擬試験に申請した」という40代があげた掲示物に対して、ネットユーザーたちの批判が続いている。

先月29日 韓国のあるポータルサイトの質問掲示板には「40代なんだけど、ファイザー社ワクチンを接種したくて 9月の模擬試験に申請をした」とし「受験料は払ったが、当日 受けなくてもいいかな？」と質問した。つづけて「年齢によってワクチン接種の優先権をくれるとか、そういうことはないよね？」と付け加えた。

これをみたネットユーザーたちからは「利己的だ」という批判が続いた。

この40代の質問に対するコメントには、「本当にこんなことが」「学生のためのワクチンではないのか」など、「理解しがたい」という反応で溢れかえった。

韓国の教育部（文部科学省の旧文部省部門に相当）は、9月の模擬試験に申請した人を大学修学能力試験の受験生とみなし、8月からファイザー社ワクチン接種を実施することにしている。