中国、北朝鮮にワクチン支援？「必要に応じて積極的に検討」＝韓国報道

キム・ジョンウン（金正恩）北朝鮮国務委員長が、新型コロナ防疫部門で、住民の安全を脅かす重大な事件が発生したと幹部を叱責した中、中国は北朝鮮を支援する用意ができていると明らかにした。

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中国外交部報道官の汪文斌は、30日の定例会見で、中国が北朝鮮にワクチンを提供しているのか、という質問に「北朝鮮と中国は、山と水が触れ合うような隣人で、我々は、北朝鮮が自国の状況に基づいて防疫措置をすることを尊重し、防疫事業が順調であることを望む」と即答を避けた。

汪報道官はまた、「中国、北朝鮮の両国は、昔から困難が生じた際、互いに助け合う伝統があった」とし「北朝鮮が必要とする場合、中国は北朝鮮の支援を積極的に検討することを望む」と述べた。

これに先立ち、王毅中国外交担当国務委員兼外交部長は、先月末リ・リョンナム駐中北朝鮮大使に会い、「中国は、北朝鮮の経済発展、民生改善の確固たる支持をし、可能な限り、手を差し伸べたい」と明らかにした。

汪報道官は今回、支援の意思を明らかにしたが、すでに支援しているのかどうかについては、即答を避け、事実関係を確認することは難しい。

北朝鮮は、昨年新型コロナウイルス発生後、1年以上国境を閉鎖しており、経済的にも厳しい状況であることが分かった。

この日、北朝鮮の朝鮮中央通信は「労働党中央委員会政治局は、一部の責任幹部の職務怠慢行為を厳重に取り扱い、幹部革命の新しい転換点を用意するために、29日党中央委員会本部庁舎で拡大会議を招集した」と報道した。