新型コロナ感染症治療の最前線、初公開=韓国セブランス病院(画像提供:wowkorea)
新型コロナ感染症治療の最前線、初公開=韓国セブランス病院(画像提供:wowkorea)
韓国で、新型コロナ感染症治療の最前線が初めて公開される。

ハ・ジョンウ の最新ニュースまとめ

韓国ヨンセ(延世)大学セブランス病院は、25日から「セブランスコロナ病棟の記録」オンライン写真展を開催すると29日明らかにした。

写真展には、これまで多くのメディアで紹介された、PCR検査など病院外の姿ではなく、新型コロナ感染病棟で、国民を守るために努力するセブランス病院の医療スタッフの熱い死闘が公開された。

今回の写真展は、写真家のパク・キホ氏が、プロボノ活動として、コロナ病棟の様子を収めた。パク・キホ作家は、今年4月から1か月間、新型コロナ感染病棟で活動する医療スタッフたちの姿、感染病棟の病室内で患者を守る姿、感染により最期を迎える様子など、数千枚の写真に記録し、今回の展示会には、78枚の記録を公開する。

写真展は、延世大セブランス病院のホームページ内「展示館」に設けられた。ネイバー(韓国ポータルサイト)で「セブランス病院」を検索し、ホームページにアクセスすると、メイン画面から展示館にアクセスできる。

今回、写真展を設けたセブランス病院のハ・ジョンウォン院長は「写真の中の姿は、セブランス病院の医療スタッフの記録であるが、これは全国で新型コロナの最前線で戦う医療スタッフたちの姿と同じ」とし「感染症の治療に総力を尽くしているすべての医療スタッフを最後まで応援してほしい」と訴えた。

過去20年間、タイム、ビジネスウィーク、フォーチュン、フォーブスなどの写真作業を進めていたパク・キホ写真家は「最初、コロナ防護服を着て病棟に入ったとき、他の世界に来ている感じがした。予測していなかった環境に入って驚いたが、もっと驚いたことは、その環境でも黙々と丹念に働く医療スタッフたちの姿を見て、より驚いた」と伝えた。

「1か月程度のプロジェクトが終わる時、看護師に大変ではないのかと個人的に聞いてみたところ、どのようにすれば、患者をより守ることができるか考えていると応えた。コロナ病棟で勤務することに、大きいなプライドを持っていた」と述べた。

一方、セブランス病院は、昨年12月から、政府の施策に合わせて新型コロナウイルス感染症の患者を治療するため、病棟と集中治療対応の設備を用意した。病院本館と分離された感染病棟に、コロナ重症患者のため治療病床25を確保し、音圧施設と呼吸療法施設を増設した。重症患者ケアのための専門医と看護師など130余名の医療スタッフも投入した。

2021年6月現在までに、この病棟で新型コロナ感染症患者115人が入院治療受けており、そのうちの重症で呼吸療法が必要であった患者96人が完治し、無事に退院した。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 78