韓国サッカー選手キ・ソンヨン(奇誠庸)と法的紛争をしている法務法人ヒョンのパク・ジフン弁護士が、キ・ソンヨン側のソン・サンヨプ弁護士との会話録音を公開し「醜いメディアプレーをしている」と語った。(画像提供:wowkorea)
韓国サッカー選手キ・ソンヨン(奇誠庸)と法的紛争をしている法務法人ヒョンのパク・ジフン弁護士が、キ・ソンヨン側のソン・サンヨプ弁護士との会話録音を公開し「醜いメディアプレーをしている」と語った。(画像提供:wowkorea)
2011年の日韓戦で「猿真似」のセレモニーを行い日本でも有名な韓国サッカー選手キ・ソンヨン(奇誠庸)。小学校時代の1年後輩の男性2人にキ選手に対する口腔性交を強要したとして勃発した法的紛争に新たな進展が見られた。

キ・ソンヨン の最新ニュースまとめ

告訴人の男性2人を代理する法務法人ヒョンのパク・ジフン弁護士が、キ・ソンヨン側のソン・サンヨプ弁護士との会話録音を公開したこと。

数日前、キ選手側のソン弁護士がマスコミに「パク弁護士が一部の内容だけ発表した」と話したことに対し、男性2人側のパク弁護士は「ソン弁護士は醜いメディアプレーをしている」と会話の録音を証拠に反論した。

 パク弁護士は29日、報道資料を通じて「弁護士としては仕方なく2021.6.17.午後2時にあったソン弁護士との会話録音を公開する」とし「この会話録音にはソン弁護士の卑屈極まりない姿がそのまま盛り込まれている。ソン弁護士によってわい曲された事実関係を正すため、公開せざるを得なくなった」と明らかにした。

 この録音ファイルによるとキ・ソンヨン側のソン弁護士は「これは絶対に勝つというもので、ただやるのではなく、善というものがあるという気がする」とし「わたしがやりすぎたという気がする。これは本当にお詫びを申し上げなければならないと思う。誠に申し訳ない。私を助けてほしい」と述べた。

 これにパク弁護士が「そう言われると少し戸惑ってしまう。私が許すとかそういう立場ではないので」と話すと、ソン弁護士は「私はこの事件で辞任しようと思っている」と伝えた。

 しかし、ソン弁護士はこのような発言の後、辞任しなかったという。

 キ・ソンヨン側のソン弁護士は去る18日、健康上の理由で辞任したと明らかにしたが、22日午後2時42分まで辞任届は提出されなかった。そのため、担当警察署では辞任の情況が全くわかっていなかったと、パク弁護士は説明した。

 これに先立ち、ソン弁護士は17日午後2時、パク弁護士のもとを訪れたという。この場でソン弁護士は「私が他人の恨みを買ったんだなと思うと、とても申し訳ない」、「私が本当に生意気なのではない」、「生きていけない」、「私を助けてほしい。私がここを離れる。本当にやらない」「本当にひざまずいて詫びるので、解放してほしい」「私が一線を越えたようだ」「耐えられなくてキ選手にも話した。返金してこれ以上できないと言った」「一つだけお願いする。静かに退路を開いてほしい」「この事件から去りたい」などと発言した。

 これをめぐりパク弁護士は「(ソン弁護士が)ひたすら裁判に勝つための目的で一線を越える行動をたくさんした」とし「『許してほしい。お詫び申し上げる。申し訳ない』などの言葉を57回も繰り返した」と明らかにした。

 また、パク弁護士はソン弁護士が「自分の被害者のためにできることはする」と話し、被害者に「取引」を提示したと明かした。

 実際の録音ファイルでソン弁護士は、「私がキ選手に最後に仲裁を一度するかと私が申し立てる形で話す」という。

 これに対して、パク弁護士が「キ選手があんなに強硬に出る理由は何か」と尋ねると、ソン弁護士は「キ選手はずっと自分の話が正しいと主張する」と答えた。

 またパク弁護士が「(被害者も)証拠がなくはない。少なくとも証人を確保した上で、日記のようなものも確保しているためこれをするのだ」と話すと、ソン弁護士は「頭を働かせるわけではなく、つらくてそのまま立ち去りたくなった」と語った。

 さらにパク弁護士は「キ選手に辞任するとすでに話しているし、被害者らが弁護士を相手取って民事・刑事訴訟を起こしたことを取り下げてほしいということなのか」と尋ねると、ソン弁護士は「お願いする。大目に見てほしい。私が辞任する」と訴えた。

 これに関して、パク弁護士は「キ・ソンヨン側の弁護士はこのように自ら犯した罪悪を告白したのに、被害者が自分に対する告訴を取り下げなかったため、再び醜い世論戦を繰り広げている」と主張した。


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