キャピタルエコノミクスのガレス・レザー・アジア担当専任エコノミストは26日に発表した週間報告書で、「われわれはこれまで、市場コンセンサスに比べ、韓銀のスタンスを強硬的(=通貨緊縮を好む)と解釈してきたが、最近、韓国銀行から出ている発言や強い経済指標を見ると、韓国銀行の初の基準金利引き上げの時点を8月と予測している」と指摘した。
レザーエコノミストは「イ・ジュヨル(李柱烈)韓銀総裁は年内の適切な時点と具体的な通貨政策正常化に言及した。これは持続的に続く強い景気反動によるもので、輸出増加傾向が多少停滞している状況でも消費回復が予想より早く現れるだろう。」と予想した。
実際、今週発表された6月の消費者信頼指数でも、家計の景気動向が2017年以降最も高いことが分かった。レザーエコノミストは「ワクチン接種がさらに増えることから、7月から防疫当局も社会的距離の確保を緩和するなど、さらなる内需回復を誘導するだろう」と期待を示した。
また、第2四半期に韓国経済の国内総生産(GDP)成長率が前期対比2.0%増加すると予想した。これは第1四半期の1.7%よりも高くなった見通しだ。こうした成長率の数値が出れば、韓国銀行は基準金利の引き上げにさらに自信を持つようになるだろう、と予測している。
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