「デルタ変異株、1か月後には米国で支配的なウイルスに」、ファウチ所長が警告(画像提供:wowkorea)
「デルタ変異株、1か月後には米国で支配的なウイルスに」、ファウチ所長が警告(画像提供:wowkorea)
米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は23日(現地時間)、インド発の新型コロナウイルス(コロナ19)のデルタ変異株(デルタ株)について、「1か月たてば、支配的なウイルスになる」と警告した。

 ファウチ所長はこの日、NBCとのインタビューで「デルタ株が2倍に増えるのに約2週間かかる」とし、このように話した。昨年10月、インドで初めて発見されたデルタ株は、英国発のアルファ株より、伝染力が60%さらに強いという評価を受けている。

 ファウチ所長は「現在、米国内の新規感染者のうちデルタ株の比重は約20%」とし、「2倍に増える時間を考慮すれば、1か月後にはかなり支配的なウイルスになる」と見通した。

 これは最近、ロシェル・ワレンスキー米疾病対策センター(CDC)所長の予想より早いものだ。ワレンスキー所長は「デルタ株は数か月後、支配的なウイルスになると思う」と述べている。

 ファウチ所長はこの日CBSにも出演し「特にワクチン接種率が低い地域でデルタ株が広がる」とし、「早くワクチンを接種しなければならない」と強調した。 CNNによると、デルタ株は米首都ワシントンDCと49の州で発見されている。
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