◇首相 原発は「今後60年間のエネルギー源」 金富謙(キム・ブギョム)首相は23日、国会の対政府質疑で脱原発政策について、「脱原発により原発が電気を生産しないかのように(主張)することは過度な扇動」だとして、「原発は今後60年間、われわれのエネルギー源で重要な部分を占めざるを得ない」と答弁した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2017年の大統領選で脱原発を公約に掲げ、当選後は新規原発建設計画の白紙化や老朽化した原発の運転延長禁止など、脱原発を目指す方針を発表している。◇経済副首相 全国民への支援金支給拒否 洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は23日、国会企画財政委員会で新型コロナウイルスの経済対策として全国民に支援金を支給する案について、「政府としては考えていない」と答弁した。与党「共に民主党」は、新型コロナの影響が大きい層や社会的弱者らだけでなく全国民への支援金支給を推進している。◇前検事総長の出馬宣言迫る 6月下旬か7月初旬 来年3月に実施される次期大統領選の野党陣営の有力候補とされる尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長の出馬宣言の時期が迫り、尹氏の言動に注目が集まっている。これまでは側近やスポークスマンを通じてメッセージを発してきたが、出馬宣言後は国民やメディアと直接接触するとみられる。出馬宣言は当初の計画通り、6月下旬か7月初旬に行う見通しだ。◇ワクチン1回目接種者1509万人 総人口の29.4% 政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、23日午前0時までに国内で新型コロナワクチンの1回目の接種を受けた人は累計1509万8865人となった。総人口(昨年12月時点で5134万9116人)の29.4%にあたる。
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