香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)は「今年 全世界においては まだ多くの人口がワクチン接種をしていない状態で、新たな変異株がワクチンの効能を低下させる懸念があり、新型コロナの終息について楽観視できない」と今日(23日)報道した。
香港中文大学のクォ・キンオン保健学科教授は「多くの政策の立案者たちは 集団免疫を感染症の成功的な統制や終息と結びつけているが、それは感染症の終息をどのように定義するのかにかかっている」とし「もし 感染のないことが究極的な目標だとするなら、達成できると確信することはできない」と語った。
クォ教授は「ワクチンがどれほど効果的なのか」と「ウイルスがどれほど速く拡散するか」などを調べなければならないと指摘した。「新たな変異株により、このような予測がはずれる可能性がある」という意味である。
当初 新型コロナウイルスが現れた時、1人が2、3人に この病気をうつすものと推定されていた。しかし「新たな変異株が出現したことで その感染力は強まり、集団免疫力の範囲も新たに設定し直さなければならない」という意味である。
ワクチンを接種したからといって 無条件 免疫力が形成されるのではないことに加えて、現在 どの国でも この集団免疫レベルを形成できていないことから、終息は容易ではないものとみられる。
WHO(世界保健機関)のマイク・ライアン緊急対応チーム長は、先月ジュネーブで開かれた世界保健総会で「外部から流入する事例を防ごうとすれば、コミュニティの80%以上の免疫力が必要だ」と語っている。
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