米国が、「変異株」に足首を掴まれている(画像提供:wowkorea)
米国が、「変異株」に足首を掴まれている(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症ワクチン接種を推進したことで、パンデミックから抜け出し始めた米国が、「変異株」に足首を掴まれている。

新規感染者のうち「デルタ変異株」の割合が10%まで上昇している状況の中、相対的にワクチン接種者たちは 変異株にも容易に感染していないことがわかった。一部の地域では ワクチン接種を拒む現象が深刻化していることから 無料でハンバーガー・宝くじを提供しても、ワクチン接種が なかなか進まない状況である。ジョー・バイデン米大統領が目標として掲げた「70%の接種率達成」が暗礁に乗り上げたという指摘も出ている。このため 地域別で ワクチン接種率に大きな差が生じ、「米国が二分化され 分裂している」という懸念の声も出ている。

米食品医薬品局(FDA)のスコット・ ゴットリーブ前長官は20日(現地時間)、CBSニュースとのインタビューで「デルタ変異株が 他の変異株よりも危険だと示されたわけではないが、ワクチンを接種していない地域社会、特に子供たちが感染している」と語った。

つづけて「デルタ変異株が、英国の ワクチン接種をしていない地域社会で 広く拡散している」とし「(米国の州の中でも)ミシシッピ州(接種率28.5%)・アラバマ州(30.77%)・アーカンソー州(32.81%)・ミズリー州(36.67%)では、感染が急増している」と付け加えた。

感染症の研究者たちは「“2つのアメリカ”が表れている」と警告している。これは 政治的分裂により続いているという懸念である。CBSニュースの世論調査によると、共和党員の52%だけが 部分的または完全に接種をし、29%はワクチンを接種する意思がないと調査された。一方 民主党員は77%がワクチン接種をし、5%だけが接種を拒否している。

ゴットリーブ前長官は「ワクチンを拒んでいる人々のために、別のワクチン供給戦略を考える必要がある」と語った。

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