韓国のバイオテクノロジー企業“セルトリオン・ヘルスケア”の新型コロナ抗体治療剤“レキロナージュ”(画像提供:wowkorea)
韓国のバイオテクノロジー企業“セルトリオン・ヘルスケア”の新型コロナ抗体治療剤“レキロナージュ”(画像提供:wowkorea)
韓国のバイオテクノロジー企業“セルトリオン・ヘルスケア”は、新型コロナウイルス感染症 抗体治療剤“レキロナージュ”の 南アフリカ変異株「ベータ」に対する動物効能試験の結果、「ウイルスの力価減少および体中減少防御効果などの有効性を確認した」と、今日(18日)明らかにした。

セルトリオンは、新型コロナに感染した実験用ラット50匹を対象に レキロナージュを投入した。「その結果 投入しなかったラット群に比べて レキロナージュを投与したラット群からは、ウイルスの力価が大きく減少し 体中減少も起きるなど、臨床的な改善効果を確認した」と説明した。

セルトリオンは今年4月、国内外の研究機関と共同で行なわれた レキロナージュの南アフリカ変異株「ベータ」に対するフェレット(イタチ科の小動物)を対象とした動物効能試験で「ウイルスの中和能に特別な差はない」という結果を発表している。この結果は、米生物化学生物物理研究ジャーナル“BBRC(Biochemical and Biophysical Research Communications)”に掲載された。

セルトリオンは 今回の南アフリカ変異株(ベータ)につづき、インド(デルタ)・ブラジル(ガンマ)変異株に対しても 動物効能実験を行なっている。早ければ来月、結果が発表される予定である。

セルトリオンの関係者は「最近 レキロナージュの成功的な世界的規模の臨床フェーズ3の結果発表につづき、南アフリカ変異株にも対応が可能だという事実を、動物効能試験を通して立証した」とし「現在 全世界で発見されているインドとブラジル変異株を対象にした動物効能試験でも 肯定的な結果が導き出される場合、製品輸出合意や海外許可にも役立つものと期待している」と語った。

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