韓国政府が対策強化準備に乗り出した。
女性予備軍の50代Aさんはヤンセン製のワクチンを打つ予定だったが、Aさんが受けたワクチンはアストラゼネカ製だった。病院側のミスで別のワクチン接種がおこなわれてしまったというものだ。
チンジュ市の保健所関係者は「システム上ヤンセンになっているのを正確に確認する手続きが怠っていたようだ」と説明。病院側も「劇薬を投与したわけではない」と釈明し、波紋が広がった。
全羅北道プアン(扶安)ではヤンセン製ワクチンを勧告量の6倍で接種し、5人が集中治療室に入院。インチョン(仁川)ではアストラゼネカ製ワクチンを勧告量の半分しか接種されないなど、誤接種の報告が続いている。
こうした中で、医療事故の懸念と共に集団免疫の早期形成に支障をきたすとの心配の声も上がっている。
韓国での誤接種は現在までに105件発生しており(6月15日時点)、政府はワクチン別に個人の識別表示をしたり、動線を分離するなどの対策を掲げた。また、ワクチン接種が難しい医療機関は接種委託を解約することを求めた。
Copyrights(C)wowkorea.jp 3