韓国外交部(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国外交部(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】国際オリンピック委員会(IOC)が2032年夏季五輪・パラリンピックの開催地にオーストラリア・ブリスベンを事実上決めたことについて、韓国の外交部当局者は11日、「南北共同招致が朝鮮半島の平和と南北協力の契機になることを望んできた」として、「非常に残念に思う」と述べた。

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 また、「南北のスポーツを通じた協力、首脳間合意の精神を引き継ぐため、さまざまな契機を探る努力を続けていく」と述べた。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が2018年の首脳会談で署名した平壌共同宣言には32年五輪の共同招致に向けて協力するとの内容が盛り込まれた。

 南北はIOCにソウル・平壌五輪開催を目指す方針を伝えたが、IOCは開催候補都市をブリスベンに一本化し、7月21日に東京で開かれる総会で提案すると表明。南北共同招致の実現可能性は消えた。


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