タクシー運転手も観光ガイド、韓国坡州市が14日から「旅行タクシー」を運営開始

キョンギド（京畿道）パジュ（坡州）市が14日から、同市の主要な観光地を巡る「旅行タクシー」を運営すると明らかにした。

旅行タクシーは文化体育観光部による「韓国テーマ旅行10選」事業の一環として、坡州市を訪問した韓国人や外国人観光客に、安全で便利な交通サービスを提供するために行われるものだ。

公共交通ではアクセスが難しかった観光地まで訪問できる旅行タクシーは、ソーシャルディスタンスやオンタクト（オンラインを活用した非対面の活動）時代の今、他人との接触を最小化できるというメリットもある。

基本料金は3時間6万ウォンで、1時間あたり2万ウォンを支払えば追加で利用できる。また利用客の要求にってコース変更も可能だ。

代表的な運行コースは、ウンジョン（雲井）駅から乗車し坡州出版都市、ウドゥ（烏頭）山統一展望台、臨津閣国民観光地をまわり、ムンサン（文山）駅で下車するというもの。平和と統一への願いが込められた、同市の魅力を感じられるルートとなっている。

市は事前審査を通じて旅行タクシーの運転手を選抜しており、顧客応対サービスなど旅行タクシー運行に向けた教育を行った。運転手は親切丁寧なサービスだけでなく、旅行ガイドとしての役割も担う。

旅行タクシーの予約は利用日の3日前まで、坡州旅行タクシーホームページ、もしくは電話で受け付けている。