「トランプ氏が願ったわけではないが」…中国の対米貿易黒字が「より増加」

ドナルド・トランプ前米大統領は 中国の対米貿易黒字を減らすために「米中貿易合意」を達成させたが、実際には 中国の黒字は より増大していることがわかった。

米国の経済専門ニュース放送局“CNBC”は、中国が今年5月 米国から輸入した製品規模が131億1000万ドルで、去る4月の139億4000万ドルより減少したと報道した。

中国の5月の輸入総額は 前年対比で51.1%増加したが、対米輸入は41%の増加にとどまった。これは4月の対米輸入増加率である52%よりも減少した数値である。

これにより 中国の対米貿易黒字は、4月の281億1000万ドルから 5月には317億8000万ドルへと増加した。新型コロナウイルス感染症事態以降、比較的早く 工場稼働を回復させた中国製製品の需要が増加したことによるものとみられる。

これは トランプ前米大統領が「中国の黒字を減らそうとした努力」とは、正反対の結果となった。