韓国サムスン電子の経営陣が社員と話し合う懇談会を開催、MZ世代との疎通を強化(画像提供:wowkorea)
韓国サムスン電子の経営陣が社員と話し合う懇談会を開催、MZ世代との疎通を強化(画像提供:wowkorea)
サムスン電子の経営陣が社員との疎通の場を設けた。最近、企業でMZ世代(ミレニアム世代1995年以後に生まれたZ世代を合わせた用語)が、賃金や企業文化などに対する不満をあらわにしていることを受け、経営陣が若い社員との接点を広げようとしているとみられる。

サムスン電子のチェ・ユンホ最高財務責任者(CFO)をはじめとしたセット部門の取締役は5月31日、キョンギド(京畿道)スウォン(水原)市にある同社の本社で、社員との懇談会「トーク・トゥギャザー」を開催した。当日は経営陣と社員の代表が参加し、懇談会の模様は社内放送を通じて生中継された。

サムスン電子の経営陣は懇談会で、各事業部の現状と未来の戦略を共有し、企業文化の革新を強調した。また社員たちが経営陣を対象に、ワークライフバランスや経営陣と社員間のコミュニケーション不足などに対し問題提起する時間も設けられた。

ある社員は大学生が好む就職先の調査で、いつも上位だったサムスン電子がネイバーやカカオ、クーパンなどIT業界に追い越されていると指摘した。

チェ・ユンホCFOは「会社の未来のビジョンが明白に共有されていなかったようだ」と話し「会社の悩みや未来に向けた準備について共有したことが、会社に対する誇りを持つきっかけになってほしい」と続けた。

今年初めからサムスン電子をはじめとした企各業において、MZ世代を中心とした社員がオンライン社員コミュニティに給与やボーナス、企業文化などに対する不満を提起することで、摩擦が生じるケースもみられていた。こうした側面から、今回の懇談会は社員との接点を広げるために設定されたものだといえる。





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