残余ワクチンの「SNS予約、電話予約」物量を分けた運営検討へ=韓国(画像提供:wowkorea)
残余ワクチンの「SNS予約、電話予約」物量を分けた運営検討へ=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスの残余ワクチンの人気が高まっているが、SNSであるNAVERとKakaoを通じたワクチン予約は相変わらず「空の星を獲る」ような状況であり、防疫当局がこれに対するシステムつくりに乗り出す予定だ。

韓国では1日、新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、残余ワクチンの接種者は27万6022人と集計された。5月27日にNAVERとKakaoで予約を開始し、以降5日間での残余ワクチン接種者は21万1287人だ。

しかしこの中の大部分が、委託医療機関が電話予約などを通じて自主的に運営する予備リストを通じて接種したものであり、NAVERとKakaoを通じた接種者は1万1385人だった。

委託医療機関でNAVERとKakaoに残余ワクチン数を入力して初めて、予約可能な接種可能場所の検索に反映されるので、自主的に予約リストで運営する機関が多いほどNAVERとKakaoで予約できるワクチンの物量は少なくなってしまうという状況だ。このせいで「アイドルのコンサートチケット販売より難しいワクチン予約」という笑い話が出てくるほどだ。

このような事態に防疫当局は、これからNAVERとKakaoからの予約ワクチンの物量と、電話予約による医療機関自体のリストを活用する物量を分ける法案を検討している。KTX(高速鉄道)などがインターネット販売分と現場販売分を分離して販売している方式だ。

推進団関係者は、「今までは委託医療機関があらかじめ受けていた予約人員のせいでNAVERとKakaoなどSNSから予約しようとする人数が多いのに十分な物量が提供されていなかった」とし、「SNS物量と電話予約の物量を分離することを検討している」と話した。

NAVERとKakaoを通じた残余ワクチン予約は使用者が望む地域を検索、リアルタイムでワクチン現況を確認し接種できる。いくつかの委託医療機関に電話をしなくてもよく便利だ。

特に一部委託医療機関では残余ワクチンを知人などにまず配分する場合もあると知られており、一部では公平性の為に残余ワクチンを全てNAVERとKakaoを通じてのみ予約できるようにするべきだという話も出ている。

しかしモバイルを通じての予約が難しい環境や状況を考慮し、電話予約を通じたワクチン接種もそのまま進行しなければいけないと指摘もある。

推進団関係者は、「2Gの携帯電話(ガラケー)を使用しているなどモバイル予約が簡単ではない方たちがいるので、電話予約の道も開かなければいけない」とし、「NAVERとKakaoなどシステムでどう物量を分けられるのかなどを議論する計画」だと説明した。

現在推進団は、NAVERとKakaoの地図アプリケーションを通じた残余ワクチンサービスを5月27日から2週間、試験運用している。SNSを通じた予約物量と電話予約の物量を分け適用する法案が決定されれば、以降このサービスはNAVERとKakaoを通じた残余ワクチン予約がより楽になるという展望だ。

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