韓国史上最悪の性犯罪 ”n番部屋事件”、「博士部屋」チョ・ジュビン被告に二審で「懲役42年」…被害者との合意などで3年減刑(画像提供:wowkorea)
韓国史上最悪の性犯罪 ”n番部屋事件”、「博士部屋」チョ・ジュビン被告に二審で「懲役42年」…被害者との合意などで3年減刑(画像提供:wowkorea)
韓国史上最悪の性犯罪といわれる ”n番部屋事件”で、Telegram(テレグラム)内チャットルーム「パクサ(博士)部屋」を通じて、児童・青少年性搾取映像を製作・配布したチョ・ジュビン被告が控訴審で懲役42年を言い渡された。裁判部は、チョ被告が控訴審の過程で一部の被害者と合意し、別件起訴刑事事件により追加で刑を受ける可能性があるという点などを挙げて、原審より3年減刑した。

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 ソウル高裁は1日、児童・青少年性保護法違反および犯罪団体組織罪などの疑いで起訴されたチョ被告ら6人の判決公判で、チョ被告に懲役42年の判決を言い渡した。付加型で10年の身元情報公開および児童・青少年関連機関への就職制限、電子足輪付着30年などを命令した。

 控訴審の核心争点は、「博士部屋」を犯罪団体と見なすことができるかという点だった。一審は、「博士部屋」がチョ・ジュビン被告の統率で組織員が被害者を誘引し、犯罪収益を両替・引き出すなど共同の目的を置いて動いた犯罪集団に該当するとした。一方、チョ被告は先月4日に開かれた結審公判で、「自分が主導的に犯行をおこなったことは事実だが、犯行容疑は誇張された部分が多い」と主張した。

 これに対して二審は、「チョ被告やカン・フンなどを筆頭に繰り返しおこなわれたため、構成員が追加され、彼らはチョ被告に協力して、個人情報の照会やオフラインでの性犯罪、尾行映像の配布などを通して、犯罪団体を存続させるためのさまざまな行為をおこなった」と判断した。

 また、「特にチョ被告は『博士部屋』開設前の1年間に5人の性搾取物を製作した一方、『博士部屋』開設後6か月で約70人を対象に性搾取物を製作した」とし、「『博士部屋』開設以降、犯罪頻度や回数が増加したことが犯罪集団の組織的行為に基づいている」とし、犯罪団体組織罪を有罪と判断した。この他、被害者とオフライン上の性的関係が脅迫ではなく代価性だったというチョ被告の主張をすべて受け入れなかった。

 裁判部は量刑説明で「『博士部屋』の存在は社会に大きな衝撃を与え、加害者たちは犯罪行為に参加しながらも一種の娯楽のように罪の意識を感じず、社会の健全な性観念を歪曲させた」とし、「被害者の人生は二度と以前に戻れないように破壊された」と指摘した。

 ただし、チョ被告に対して長期間社会隔離の必要性を認めながらも、チョ被告が現在まで刑事処罰の前歴がなく、一審と二審で被害者と合意した点を反映し、懲役42年を言い渡した。

 チョ被告は一審で、児童・青少年性保護法違反および犯罪団体組織罪などで懲役40年を言い渡された。さらに、犯罪収益隠匿の容疑で懲役5年が追加され、計懲役45年となった。控訴審は2つの事件を併合して量刑を言い渡したもので、一審より量刑が3年減った。

 一方、「博士部屋」で「ラロ」というニックネームで活動したチョン某被告は、一審の懲役15年から懲役13年に減刑された。また「ドナルド・プーチン」のカン某被告は懲役13年、「ブルー99」のイム某被告は懲役8年、「おでん」のチャン某被告は懲役7年、「太平洋」のイ某被告は長期10年、短期5年と、一審の量刑が維持された。


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