現役入隊を避けるため「体重46キロまで痩せた」20代に執行猶予…証拠は「文字メッセージ」=韓国(画像提供:wowkorea)
現役入隊を避けるため「体重46キロまで痩せた」20代に執行猶予…証拠は「文字メッセージ」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国において、現役入隊を避けるため故意に減量した容疑で起訴された20代男性が、控訴審でも懲役刑の執行猶予を言い渡された。

 31日、韓国法曹界によると、テジョン(大田)地裁刑事控訴2部は兵役法違反容疑で裁判にかけられたAに懲役6か月・執行猶予2年を宣告した原審をそのまま維持した。

 Aは2016年6月、初の兵役判定検査の結果、体重49.2kg、BMI指数(肥満度を示す体格指数)17.3を記録した。当時、BMI指数が17(現在は16)を超えれば、現役兵対象に分類されていた。しかしAは、翌年10月に再検査を受け、体重46.4kgにBMI16.4となり4級の社会服務要員判定を受けた。

 2018年8月、兵務庁から調査を受けることになったAは体重50.4kgでBMI指数は17.7だった。

 一審は兵役法違反で起訴されたAに「高校在学中、BMIが17を超えていただけでなく、文字メッセージなどの証拠を総合すると、故意に体重を落としたことが確認される」として懲役6か月・執行猶予2年を宣告した。Aはこれを不服として控訴。当時、夜のアルバイトで自然に体重が落ちたと反論した。

 しかし、二審もAが故意に減量したと判断した。裁判部は「Aが一次兵役判定検査後、体重を少し減らせば4級判定になると知り、一時的にBMI指数が17以下になるようにした」と原審の判断を維持した。続けて「被告人はもともと痩せた体形だった」としつつも、「兵務行政機関を騙した罪質などを照らし合わせると、量刑は適切だ」と付け加えた。

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