仁川空港で勤務する防疫関係者(資料写真)=(聯合ニュース)
仁川空港で勤務する防疫関係者(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部によると、インド滞在中に新型コロナウイルス感染が確認された韓国国民14人がチャーター便で28日に帰国した。

 チャーター便は前日午後にインド南部ベンガルールの空港を出発。予定より約7時間遅れて韓国の仁川国際空港に到着した。

 搭乗した14人のうち13人は軽症で、1人は搭乗直前まで病院で治療を受けていたとされる。中央防疫対策本部は帰国者らについて、インド駐在員などだと説明している。

 チャーター便は、救急輸送機や旅客機で海外から韓国へ患者を移送する事業を行っている民間企業が手配した。現在、韓国とインドの間では不定期便が運航されているが、新型コロナの感染者は一般の不定期便に搭乗できない。

 一方、今月1日から24日にかけ、インドから入国した韓国人ら1718人のうち、入国後に感染が確認されたのは52人(3%)だった。このうち10人はインド型変異ウイルスに感染していた。

 新型コロナの爆発的な感染拡大に見舞われたインドでは、1日当たりの新規感染者数が今月初めに41万人を超えた。最近はやや勢いが弱まったものの、なお1日20万人前後の感染者が確認されている。


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