韓国「女性徴兵制」請願に29万人が「賛同」

韓国で「男性だけでなく、女性も兵役に就くべき」と訴える青瓦台（大統領府）請願に29万人以上が賛同したことがわかった。

　ことし4月、「女性も徴兵対象に含めてください」というタイトルで青瓦台（大統領府）請願が投稿された。この投稿者は「女性の能力が決して男性に劣らないことは、誰もが認知している」と主張した。

　これを前に、今月はじめ同請願は同意の条件である10万人を満たした。そのため、「女性徴兵制」問題は、国防委員会に公式回付されることになった。

　国民同意請願は、青瓦台ウェブサイトに投稿されてから30日以内に10万人以上の同意を得ると所管の常任委員会に公式に回付され、審査を通じて本会議で採択されれば、国会または政府が必要な措置をとる。しかし、ことし1月、国民請願同意を得て以降、国会常任委員会に回付された約10件の請願のうち、本会議に付議された請願はないことが伝えられている。

　一方、国防部（日本の防衛省に相当）は、最近イシューとなっている「女性徴兵制導入の要求」に対して、事実上「時期尚早だ」との立場を伝えている。