「人の皮を被った獣」…60代の命を奪った「中古車虚偽売買」に対する糾弾請願=韓国(画像提供:wowkorea)
「人の皮を被った獣」…60代の命を奪った「中古車虚偽売買」に対する糾弾請願=韓国(画像提供:wowkorea)
中古車の虚偽売買にだまされ、「極端な選択」をした韓国の60代の話が明らかになっている中、中古車虚偽売買を根絶して欲しいという国民請願が上がってきた。

18日、韓国・青瓦台(大統領府)の国民請願掲示板によると、去る13日に「60代被害者の命を奪った虚偽売買を根絶してください」というタイトルの請願文が掲示された。

請願人は、「虚偽売買ディーラーたちは被害者の携帯電話と免許証を奪い、身動きを取れなくし、車を購入するまで離さなかった」とし、「結局被害者は200万ウォン(約19万円)程度の車を、お金を借りて700万ウォン(約68万円)で購入したという」と掲載した。続けて「果たして虚偽売物のディーラーたちは人間なのか。人の皮を被った獣なのか」と非難した。

続けて「被害者は自分が知っている電話番号を遺書に書いて処罰を頼むと言った」とし、「既に戻れないという考えと、こんな詐欺にあったという喪失感に全てを放棄して極端な選択をしたのではないかと慎重に考える」と伝えた。

加えて、「関連する法を強化し、虚偽売買根絶ができればいい。ディーラーたちは組織で出来ていて完全に根っこから抜かないと第2、第3の被害者は継続して生まれる」と強調した。

チュンブク(忠北)警察庁は今年2月にインチョン(仁川)で中古車を購入した後、ジェチョン(堤川)地域で死亡した60代被害者の携帯電話から、「中古車自動車売買集団に騙され自動車を強制的に買わされた」という遺書を発見し、2か月間集中捜査を行った。以降詐欺などの容疑で総責任者A氏(24)など4人を拘束し、22人を不拘束で立件した。

彼らはチーム長、テレマーケター、出動組、虚偽ディーラーなど組織的に役割を分け、昨年12月からの3か月で被害者は50余人から6億ウォン(約5800万円)相当の不当利益を得ていたと明らかになった。

彼らは、インターネット中古車売買サイトに虚偽の売り物を掲載し購入者たちを引き寄せた後、被害者が購入を拒否すると入れ墨などを見せながら威圧感を与えていたと明らかになった。また他の車を見せてやると車両に監禁した後、危険を加えるなども行っていた。

警察は、追加で確認された中古自動車売買詐欺組織について捜査を拡大する一方、売買市場の問題点と制度的な弱点を関係当局に通知し、改善策を整えることを催促中だ。
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