東国製薬の化粧品事業が好調、「ダーマ化粧品」で今年中国輸出を本格化=韓国(画像提供:wowkorea)
東国製薬の化粧品事業が好調、「ダーマ化粧品」で今年中国輸出を本格化=韓国(画像提供:wowkorea)
東国製薬が今年、皮膚科学に基づき開発された「ダーマ化粧品」で、10兆ウォン規模といわれる中国市場の拡大に本腰を入れる。

同社ヘルスケア事業部の売上高は昨年、1651億ウォンを記録し前年同期比23.5%増加した。結果、会社で売上高トップの事業部門となった。証券業界では、このヘルスケア事業部の今年1~3月期における売上高も451億ウォンに達し、安定的な成長が続くものとみている。

ヘルスケア事業部は、薬局を除く流通チャネルで化粧品や健康食品といった医薬品以外の製品、商品を流通させる部署だ。2012年、東国製薬が「トータルヘルスケア企業」への飛躍を目指して開設した。

以降、ヘルスケア事業部は同社の成長に大きく寄与した。東国製薬の売上高は2015年以降、年平均15%ずつ増加している。新型コロナウイルスの影響を受けた昨年にも、ヘルスケア事業部が下支えしたことで全体の売上高は5591億ウォンと前年比15.9%増えた。ヘルスケア事業部による、全体の売上高への寄与度は2013年の5.9%(同事業部の売上高は345億ウォン)から昨年は29.5%(同1651億ウォン)へと急増している。

ヘルスケア事業部の実績好調を支えるのが化粧品だ。東国製薬は2015年、「センテリアン24」ブランドで化粧品市場に進出した。主力製品であるマデカクリームが、韓国のテレビショッピングを中心に相次ぎ完売。売上高は、販売を開始した年の163億ウォンから、1年後には428億ウォンへと大幅に増えた。昨年は1054億ウォンを売り上げている。

今年同社は中国市場の拡大に力を入れる予定で、化粧品の売上高がより増えることが予想される。同社は昨年、中国で主要な製品に対する衛生許可手続きを完了しており、インフルエンサーを通じた計3回にわたるテスト販売も実施。結果、15億ウォンの収益を上げたことで、市場への可能性を見出した。今後は「T-mall(天猫)」など中国の主要なEコマースプラットフォームに、同社ブランドのフラッグシップストアを開店し、実店舗へも約200か所への入店を進めるなどして販売チャネルを積極的に確保する。

東国製薬の関係者は「2025年に売上高1兆ウォンを達成するのが目標」と話し、今後は化粧品事業を通じて米国や日本など中国以外の海外市場進出も進める計画だとしている。


Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101