洋服店の店員に暴行を加えた駐韓ベルギー大使夫人の事件…ベルギー大使側「免責特権は放棄せず」=韓国(画像提供:wowkorea)
洋服店の店員に暴行を加えた駐韓ベルギー大使夫人の事件…ベルギー大使側「免責特権は放棄せず」=韓国(画像提供:wowkorea)
洋服店の店員らに暴行を加えた嫌疑で立件された駐韓ベルギー大使側が「免責特権を放棄しない」という意思を警察に伝えたことが確認された。

ソウル・ヨンサン(龍山)警察署は、14日にベルギー大使側から免責特権を維持するという意思を伝えてきたと16日、明らかにした。

この事件は、ピーター・レスクイエ(Peter Lescouhier)在韓ベルギー大使のA夫人が先月9日、ソウル市龍山区のある洋服店で店員の後頭部を殴り、これを止めようとした他の店員の頬を叩いた嫌疑で立件され、警察の取り調べを受けた。

大使館側は先月22日、フェイスブックに載せた報道資料で「駐韓ベルギー大使は4月9日に起きた夫人に関する事件について、深い遺憾の意を表し、夫人に代わって被害者に謝罪する」と頭を下げた。

以後、警察は大使の夫人側に免責特権を放棄するかどうかを確認するため、大使館に公文書を送った。1971年から発効された‘外交関係に関するウィーン条約’によると、外交官と世帯を構成する家族には身体不可侵と刑事裁判管轄権の免責特権を与えている。

大使側が免責特権を放棄しないという意思を明らかにしたことで、事実上、A夫人に対する刑事処罰は難しくなった。

警察関係者は「免責特権を維持するという意思を受け、手続きに従って不送置にする方針」と明らかにした。

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