“防疫模範国“台湾で感染者急増...防疫措置段階引き上げ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
“防疫模範国“台湾で感染者急増...防疫措置段階引き上げ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
“新型コロナウイルスの防疫模範国“と言われていた台湾で新型コロナウイルス感染者数が3桁に増加し、台湾政府が新型コロナウイルス警戒レベルを引き上げた。

蘇貞昌台湾行政院長(首相)が15日(現地時間)、新型コロナウイルス防疫措置を3段階へと1段階引き上げ、これを同日午後4時から28日まで維持すると発表したロイター通信、ガーディアンなどの外信が報じた。

今回の措置は、台湾内の新型コロナウイルス感染者数が、この日180人に急増したことによる決定である。このうち132人は感染経路が分からない状況であることが報告された。

これまで台湾は、人口2400万人のうち累積感染者1470人に過ぎないほど、新型コロナウイルスの防疫に成功的に対処したという評価を受けてきた。

3段階に引き上げられれば、室内だけでなく屋外でもマスクを着用しなければならない。学校や病院、政府機関などの生活必須空間を除いた残りの空間運営が不可能となる。集会の規模は、屋内は5人、屋外は10人に、それぞれ制限される。

レストランは、客のID登録が困難な場合やソーシャルディスタンスの指示を守らない場合は、営業中止となる。台湾大学を含む大学はオンライン授業に切り替える。すでにバーやナイトクラブなどは閉鎖措置されている。

政府発表直後には、大型マートやスーパーに対する運営制限が含まれていなかったにもかかわらず、マートの一部では“買いだめ”する客が多数訪れた。

陳時中台湾衛生部長(大臣)は、7日連続で新規感染者数が100人を上回らない限り、防疫措置を最も高い4段階には引き上げないと明らかにした。

ただし、今回の措置引き上げに半導体生産の中心である新竹には適用されていないため、グローバルな供給不足に陥っている半導体輸出には影響がないと外信は分析した。


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