日米韓外相会談の日、金正恩は夫人と公演鑑賞＝韓国

キム・ジョンウン（金正恩）北朝鮮国務委員長が5日、リ・ソルジュ（李雪主）夫人と一緒に、軍人家族の公演を鑑賞した。偶然にもこの日は、日・米・韓の外交長官が一堂に会し、朝鮮半島の完全な非核化協力を強化することを確認した。

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朝鮮中央通信は6日、「金正恩同志が5月5日、朝鮮人民軍大連合部隊から来た、軍家族の芸術サークルの公演を観覧した」とし「金正恩同志が李雪主夫人と一緒に劇場観覧席に出てきた」と報道した。

この日の公演は、母や妻など、軍人の家族の生活をテーマにした詩の朗読、独唱・重唱、劇、物語、器楽、合唱などがおこなわれた。

金委員長は、鑑賞後、「国全体が、軍人家族の熱烈な愛国心と強靭な生命力、高い思想・精神世界を見習うべきだ」とし「人民軍が、党の群衆文化芸術で常に模範的なのは、自慢できることだ」と褒め称えた。

また、「全軍のすべての軍人家族を、信頼できる女性革命家として、常に革命の永遠なる作法隊員として、党の真の娘として、信頼できる長男の嫁として、自分の本業を果たすようにしなければならない」と軍人の家族指導事業課題に言及した。

この日の公演には、チョ・ヨンウォン労働党秘書、リ・ビョンチョル党中央軍事委員会副委員長、オ・イルジョン党軍政指導部長、パク・ジョンチョン群総参謀長、クォン・ヨンジン軍総政治局長、など党・軍幹部らも参加した。

一方、G7（主要7カ国）外交・開発相会議に出席するためロンドンを訪問中の、韓国チョン・ウィヨン（鄭義溶）と、アントニー・ブリンケン米国務長官、茂木敏充外相は5日（現地時間）、ロンドン市内のホテルで約50分間、日米韓外相会談を行った。韓国外交部（外務省相当）によると、3カ国の外交長官はこの日の会談で、北朝鮮・核問題と関連し、これまでの3カ国が緊密にコミュニケーションしてきた点を評価し、今後、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着の実質的な進展のために協力を強化していくことで一致した。

また、ブリンケン長官は、バイデン政権の対北政策検討の結果を、日韓両国に説明し、3か国の長官は、今後の対北朝鮮政策の推進過程でも、3カ国が緊密なコミュニケーションを通し、引き続き協力することを確認した。