4月13日、「細胞書記大会」であいさつする金正恩氏(朝鮮中央TVより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
4月13日、「細胞書記大会」であいさつする金正恩氏(朝鮮中央TVより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮外務省は2日、報道官談話を発表し、米国が北朝鮮の人権状況を批判したことに対し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)への冒涜(ぼうとく)だと強く反発した。 談話は「米国がわれわれの最高尊厳を冒涜したことは、われわれとの全面対決を準備しているという明確なシグナルであり、今後われわれが米国の新政権をどのように相手にすべきかに対する答えだ」と主張。「われわれにとって人権は国権」とし、「われわれの警告を無視し、軽挙妄動をしたことを必ず後悔することになる」と警告した。 また、「米国がわれわれの思想と制度を否認し、『人権』を内政干渉の道具に、制度転覆のための政治的な武器に悪用し、『断固たる抑止』でわれわれを圧殺しようとする試みを公に表明した以上、やむを得ずそれに相応する措置を講じていかなければならない」とした。 米国務省のプライス報道官は先月28日、北朝鮮の人権問題に取り組む団体や脱北者団体が行う「北朝鮮自由週間」に合わせ声明を出し、北朝鮮を「世界で最も抑圧的かつ全体主義的な国の一つ」とし、北朝鮮が新型コロナウイルス対策として中朝国境の無断侵入者を射殺するよう命じたことに「がくぜんとしている」と非難していた。 談話は「大流行伝染病から人民の生命を守るための国家的な防疫措置を『人権蹂躙(じゅうりん)』と罵倒するだけでなく、最高尊厳まで傷つける重大な政治的挑発」と反発。「命より貴重で、最も神聖なわれわれの最高尊厳を傷つける行為に対しては最も強力に対応することをすでに明確に表明している」と警告した。
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