仁川カラオケ店で客と店主が口論も「警察出動せず」…客を殺害した店主、バラバラに解体し「遺体遺棄」=韓国(画像提供:wowkorea)
仁川カラオケ店で客と店主が口論も「警察出動せず」…客を殺害した店主、バラバラに解体し「遺体遺棄」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国・インチョン(仁川)のカラオケ店で、客と店主が口論となり客が自ら通報するも警察は出動せず、その後、客が殺害され遺棄される事件が発生した。

 韓国メディアによると、口論の末に店主が客を殺害し、店主は遺体をバラバラにして遺棄したという。事件発生から20日が経過した去る12日午前、殺人および死体遺棄の容疑でカラオケ店の店主が逮捕された。

 現場鑑識の結果、店内から殺されたAさんの血痕と微細な人体組織が発見されたという。また、警察は店主がAさんを殺害した後、外部に駐車されていた車に遺体をのせて運んだ形跡を発見した。

 Aさんの遺体は同日午後7時30分ごろ、チョルマサン(鉄馬山)中腹で発見された。発見当時、遺体は解体されて草むらに広く散乱していたという。

 警察は、逮捕した店主を相手に正確な犯行経緯などを確認している。警察は近日中、拘束令状を申請する方針だ。

 一方、仁川警察庁は先月22日午前2時ごろ、仁川市所在のカラオケ店(カラオケができる居酒屋)で行方不明となった40代の客(男性)Aさんが112に自ら電話し「飲食代を払えない」という内容を伝えていたことが明らかとなった。

 この通報を受けた仁川警察庁は、総合状況室の担当者が位置を確認したがAさんは回答できない状態だったという。当時、状況室ではAさんが電話していた最中、30代の店主Bと推定される人物が「Xみたいなこと言うな。お前は礼儀がない」などと叫ぶ声が電話内容に録音されていた。

 しかし、仁川警察庁112状況室は、Aさんの通報を受けていながらも管轄警察署に出動指令を出さなかったことが確認された。

 同件について警察関係者は「当時、Aさんの通報を受けた担当者は、緊急または生命に危険が及ぶ状況だと判断しなかった」とし、「これは、店主と客が飲食代をめぐって言い争う程度のものだと判断し、出動指令を下さなかった」と説明した。

 その後、言い争いの末に店主Bが客Aさんを殺害し、Bは事件発生から20日が経過した去る12日午前、殺害および死体遺棄の容疑で逮捕された。殺害容疑を否認していたB容疑者は、警察が確保した証拠と追及によって、現在は犯行を認める供述をしていると伝えられた。

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