空港に到着したモデルナ製ワクチンを全国に輸送するための訓練が実施された=12日、清州(聯合ニュース)
空港に到着したモデルナ製ワクチンを全国に輸送するための訓練が実施された=12日、清州(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は12日、今年6月までに国内に届く予定の米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンを各地に円滑に輸送するため、特殊部隊を動員した模擬訓練を実施した。政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団が伝えた。 訓練には軍、警察、民間の輸送会社などが参加し、午前9時から午後4時まで行われた。仁川国際空港に到着したモデルナ製ワクチンを拠点となる冷蔵倉庫を経て、各地域のワクチン接種施設に輸送する手順が確認された。 当局は冷蔵倉庫内の温度や、輸送コンテナの状態などを確認。各地に分配するワクチンを倉庫で仕分ける間は軍と警察が警戒態勢を取った。 ワクチンを受け取った接種施設が輸送コンテナ内の温度、ワクチンの量や状態などを確認し、疾病管理庁に結果を報告して訓練は終わった。 推進団は「今回の模擬訓練はモデルナ製ワクチンの全般的な輸送支援態勢を点検するものだった」とし、「今後供給されるワクチンの種類が多様化するため、関係機関が緊密に協力して任務を遂行する」と説明した。
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