指ひとつで人を死なせる「マムカフェ」…保育士を守ってほしいと請願=韓国報道(画像提供:wowkorea)
指ひとつで人を死なせる「マムカフェ」…保育士を守ってほしいと請願=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国も5月5日は子供の日である。その子供の日に作成されたいわゆるインターネットカフェである「マムカフェ」会員の、「児童虐待を疑う文章」に心を痛めた保育園園長が「極端な選択」をした中で、「魔女狩り」から保育士を守ってほしいという国民請願が上がってきた。

5月10日、韓国青瓦台(大統領府)国民請願掲示板には「指で人を殺せるマムカフェから保育教職員たちを守ってください」というタイトルで請願が掲示された。

自身を保育園園長だと明らかにした請願人は、「最近児童虐待のイシューが台頭している中、保育教職員に対する視線は”潜在的犯罪者”のようだ」とし、保育士を疑いの対象として見る社会の視線を惜しんだ。

続けて「(子供が)少し怪我をしても、(虐待を)疑うだけでも防犯カメラの閲覧要請しマムカフェに文章を上げ情報を共有する。その後に言うのは”直接的な言及はしなかった”だ。」とし、一部マムカフェ会員たちの無責任さを指摘した。

請願人はまた「少し前、子供の日にドンタン(東灘)マムカフェに児童虐待だという文章を掲載した一人のせいで、ある家族が破綻し一人は空の星になった。(文章の掲示者は)他人にあった出来事を自分が受けたように書き、児童虐待法で追いやった」とした。

続けて「マムカフェの波及力はすごい。一度イメージが失墜するとこれまで子供たちを愛で見ていたこの仕事は、何の功も無くなった。精神的ストレスは極限に達する」とし、「誰かの誤解でまだ判決が出ていない事件たちをマムカフェに共有しつつ、指で人を殺していく」と主張した。

請願人は「魔女狩りを受けていることに対し、保育教職員たちは何の保護も受けられない。無罪となっても父母たちを相手に誣告罪、業務妨害罪、人格冒とく罪と進めることが難しい。弁護士を選任するとむしろ被害者である保育教職員を”おかしな人たち”とみなす」と話した。

最後に、「児童虐待が起きてはいけないという事は事実だ。児童虐待があったら園も家庭も厳罰を受けなければいけない」と、児童虐待犯罪に対する厳罰の必要性を伝えた後、「指で人を殺す魔女狩り、虚偽事実の流布が起きた時に虚偽告訴罪、業務妨害罪の処罰ができるように法案の改善を望む」とした。

これに先立ち5日、韓国キョンギ(京畿)道ファソン(華城)市のとある貯水池で、保育園園長が自らの命を絶つ事件が発生した。

約28人の会員を保有するこの地域のマムカフェは、先月中旬から半月ほど該当保育園に娘を登園させているというA氏の文章が掲載された。

A氏は「子供の体に爪で引っ掻かれた跡が出来たまま帰ってきた。子供が先生が恐いと言う。状況が疑わしく、保育園の防犯カメラを見たが、園長が転んだ子供を放置し、棚の上に登った子供の腕と足にデコピンをした」など、虐待疑惑を提起した。

これに保育園園長は事実ではないとA氏を訪ね、文章を下げて欲しいと訴えたが、侮辱感を感じたまま帰ったことが知られている。

しかし映像に登場する子供はA氏の子供ではなく、映像の中の子供の両親は虐待と考えもしなかった。
結局極限のストレスまで訴えた保育園園長は、自らの命を絶ち衝撃を与えた。保育園園長の死亡の知らせが伝えられるとA氏は該当のを文章を削除した後、カフェを脱退したと伝えられている。

警察は保育園園長の正確な死亡要因を明らかにするため、国立科学捜査研究員に解剖を依頼した。
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